ホワイトニング

歯が黄ばむ原因

食べ物・飲み物

カレーやコーヒーに含まれるポリフェノールは、唾液中のタンパク質と結びつき、最終的に「ステイン（着色汚れ）」に変化します。このステインが歯に残ると、歯の表面に付着し、頑固な汚れとなって黄ばみが目立つようになります。

喫煙

タバコを吸うことで、歯にタール（ヤニ）が蓄積されます。このタールは黒に近い茶色で、歯の汚れを引き起こします。さらに、タールは粘着性があり、歯の表面に付着すると、まるで接着剤のように食べかすを引き寄せるため、非喫煙者の歯と比較して黄ばみが目立つようになります。

加齢

歯は身体と同様に、年齢が進むにつれて老化が進行します。新陳代謝の影響により、年々歯の色が濃くなり、若い頃と比較して黄色味が増していきます。また、加齢によって歯の外層を形成するエナメル質が薄くなり、内側の象牙質が透けやすくなるため、結果的に歯が黄色く見えるようになります。

エナメル質の薄さ

個人差はありますが、実際には歯は元々黄色がかって見えるものです。正確には、エナメル質の下にある象牙質という黄色い層が透けて見える状態です。生まれつき歯が黄色い方は、エナメル質が薄いために象牙質の色が目立つことになります。また、エナメル質は過度のブラッシングなどによって摩耗することもあります。

ホームホワイトニング

患者様の歯型に基づいて歯科医院で作成されたマウスピースを使用し、自宅でホワイトニングを行う治療法です。マウスピースに薬剤を充填し、一定時間装着することで、徐々に歯を白くしていきます。
オフィスホワイトニングと比較すると、使用する薬剤の濃度が低いため、理想的な白さを得るには数週間から2か月程度の期間が必要ですが、その分、より自然な白さを実現できるという利点があります。

ホワイトニング後の注意点

ホワイトニング施術後は、歯の表面に一時的な損傷が残るため、すぐに飲食を行うと歯に色が付くリスクが高まります。
そのため、施術後1～2時間は飲食を控えることが推奨されます。
また、施術後24時間以内は、コーヒーやカレーなどの色素が強い食品や、レモンやコーラなどの酸性飲料を避けることが重要です。
さらに、喫煙も時間に関係なく控えるようにしてください。